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オレのしくじり

転んだら起き上がればいい

【NHKスペシャル #不寛容社会】 不寛容社会の歩き方

心理学・脳科学 TV

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「【NHKスペシャル】 私たちのこれから Our Future #不寛容社会」が面白かったです。ぼくが一方的に気になった&ホンマでっか!?と思った発言をピックアップしました。

中野信子さんの解説

 

攻撃するのはキモチいい?

相手に対して攻撃的なメッセージを送って、相手が反応する。

自分の意見が心を動かしたと確信が得られると、よりその行為は楽しくなってエスカレートしていく。それがビックネームであればあるほど、そうなる。

これは中毒性が高い。

 

このときに脳内で何が起きているかというと、たくさんドーパミンが出ている。

ドーパミンは快感や喜びに関係した物質。相手が反応すればするほど、相手がダメージを受ければ受けるほど楽しさや喜びを感じることができる。

ネットはこれを加速しているという。

 この部分だけ以下のNHKのサイトの動画でみれます。

動画で見る不寛容社会|【NHKスペシャル】 私たちのこれから Our Future|NHK

 

 正義感を貫くのは快楽?

正義感、良心を感じる領域がある。自分の行動をモニターして正しかったと判断するとドーパミンがでる。良心に乗っ取った行動をとると気持ちよくなる。

 

同質性をどんどん強める方にいくと、同質性を乱す人が、そのまま悪になる。
その同質性を裏切る行為が悪ということになる。

 

自分と違う意見を受け入れるか受け入れないかという能力は、前頭前皮質背外側部が行っていてここの厚さで決まる。

 

 自分の不寛容差を自覚する

残得念ながら人間は不寛容な存在であることは否めない。わざわざ「寛容さは美徳」といわなければならないほどには不寛容。

自分がどんなに寛容だと思っても、必ず誰かに対しては不寛容、そういうことを知って行動していく。

 

森達也さんの解説

委縮するから同調圧力が高まる。みんなが右にいく。みんなが左にいく。もともと日本は均質な社会。それがますます加速するおそれがある。そうすると、自由に発言できなくなる。

最近はメディアの委縮が行き過ぎている。二宮金次郎の件は笑えるけど、メディアの委縮は笑えない。

(ちなみに二宮金次郎の件とは、新しく設置された二宮金次郎の像が座っているというもの。歩きスマホを連想させ、それが批判を受けるかもしれないからというものでクレームを先回りしてそのような対応をしたそうです。)

 

集団に帰属すると「ワタシ」が消える?

不安と恐怖が高まると、一人が怖くなりみんなで「まとまりたい」という欲求が強まる。

集団の中に入ると、帰属するから主語がかわる。

「おれ」とか「ぼく」とか「私」じゃなくて、

わがグループ、わが町、わが放送局、わが会社、わが国と主語が置き換わっていく。

そうすると述語も変わる。

主語が大きくなるから、述語も強くなる、乱暴になる。

人類はそうした過ちを繰り返してきた。

別にネットは関係ない。でもネットはそれを加速させる力がある。大きな課題だといえる。そして今がターニングポイント。

 

マイ正義を疑う

不寛容は生存欲求。他者はこわい。どうすればいいかというと、もっと後ろめたさをもてばいい。自分に対して、特に自分が持ってしまった正義や善意に対して、もっともっと疑いを向けていく。自分が見えていないものを他人は見ているんだと。引け目のようなものをもてば、他人に対して胸をはって強い言葉を吐いたりできなくなる。

 

鴻上尚史さんの解説

 電話の発明で別れるカップル続出?

新しいメディアは状況を加速するから新しいメディアと呼ばれる。

電話が誕生したことにより、それまでは手紙のやり取りで分かれる必要のないカップルが、電話することによって、その瞬間にケンカして別れてしまう。
それは電話が生まれたからその場で別れることになる。
そういう状況をプラスにもマイナスにも加速できるから新しいメディアと呼ばれる。

ネットも状況をマイナスにもプラスにも加速する力をもっている。ますます事態はいい方向にも、悪い方向にも加速していく。

もちろん、電話の出現で、別れたカップルもいたのと同じくらい、つきあうことになったカップルもいたということでしょう。いずれにしても、新しいメディアの出現は、事態をいい方向にも悪い方向にも加速させる。今ではLINEでしょうか。さらに、もっと一般化すれば、VR、AIの進化によって今後ますます事態は加速することになりそうです。

  

今回出演している心理学者の榎本博明さんの以下の本を読むと今回の番組内容がより深まると思います。

 

「過剰反応」社会の悪夢 (角川新書)

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脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体 (幻冬舎新書)

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孤独と不安のレッスン (だいわ文庫)

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オカルト  現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ (角川文庫)

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業界で話題となっている森達也さんの新作

映画『FAKE』公式サイト|監督:森達也/出演:佐村河内守

 

www.nhk.or.jp